白骨温泉の豆知識

もっともっと白骨温泉ツウになるために

ここは長野県の真ん中より少し西側。松本ICから車で約一時間。標高1400メートルの山の中に湧き出た温泉地。浸かってよし、飲んでよし。また訪れたくなる温泉です。

名前の由来”白い骨”ってどういうこと!?

「白い骨の温泉」と書いて、白骨(しらほね)温泉と読みます。間違っても”ハッコツ”温泉とは読まないでくださいね。気味が悪いですから。
でもなぜこのような名前になったのでしょう・・!?
由来は諸説あります。

その昔、当地の湯の成分(石灰分)が湯船に付着してその文様が白い骨のように見えたことから名づけられた、という説。当時はその様を白船とも白骨とも呼んでいたようですが、大正二年には中里介山が小説「大菩薩峠ー白骨の巻ー」の中で白骨温泉を「五彩絢爛(けんらん)たる絶景」と称賛し、「白骨」の名が世に知られるようになり、そこから白骨温泉の名として統一されたようです。

白骨温泉はどこにあるの!?

白骨温泉は長野県松本市、松本ICから車で一時間ほどの山間、乗鞍高原と上高地の山の間に位置しています。

乗鞍高原は登山、スキー、リクレーションランド、レストランやバーベキュー施設、フィッシングなどアウトドア好きにはたまらない施設と環境が整っています。
そして大人気の信州観光スポットである上高地は、山岳リゾート地として手つかずの自然が豊富に残っています。豊かな自然を守るために、年間通してマイカー規制を行っています。白骨温泉の行き帰り、お時間と体力に余裕のある方は是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

お隣がすぐ岐阜県ですので、岐阜高山からもお越しいただけます。

松本市街地から車で1時間。近くに大自然を満喫できる地、白骨温泉は標高1400メートル、日本屈指の山岳温泉、自然治癒力が高まる温泉地です。

戦国の武将・武田信玄の隠し湯!?

歴史好きにはワクワクが止まらないでしょう。かの戦国の武将・武田信玄が、白骨温泉を負傷した兵や鉱山の炭鉱夫などの癒しの場「隠し湯」として愛用していたと言われています。
白骨温泉の泉質は、胃腸病に特に効能を持ち、婦人病、糖尿病、肝臓病、神経病、呼吸疾患、そして美肌効果もあります。

飲んでも効果的です。(※当館には飲泉処がございません。)利尿作用があり尿酸を排出するので痛風によく、糖尿を排出するので血糖値が下がり糖尿病にもよいと言われています。お肌に優しい弱酸性の温泉です。浸かってもよし、飲んでもよしの万能な温泉です。

湯屋が立ち並び湯治客が訪れ始めたのが江戸の元禄時代からのこと。若山牧水、与謝野晶子ら多くの文人墨客もこの地を訪れ作品を残しています。多くの人に愛された歴史ある温泉地です。

白骨温泉の湯はいつも白い?

白骨温泉のイメージで、よくお客様から「お湯が白くないんですけど」とお問い合わせがあります。実は、白骨温泉の湯は湧き出した時には透明な色をしています。それが時間が経ち、お客様がお湯に浸かって撹拌されることによって徐々に白くなります。かけ流してから6時間程経つとようやく少し透ける白さになり、翌朝まで流すとすっかり見違えるように乳白色に変化します。

乳白色に変化するのは、温泉に含まれる成分が微粒子となって白く濁りを見せるためです。その日の天候、気温、入浴される方の人数等により、お湯の色や白濁の度合いが変わりますので、お客様のお風呂に入る時間帯によって色が違ってきます。色は違っても効能は変わりませんので、ご安心ください。